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グロービッシュ教本
前回のグロービッシュに関連して、今回は英語が苦手なビジネスマンの方とそういった方を教えてらっしゃる英語講師の方にお勧めの本の紹介をします。
『1500語で通じる非ネイティブ英語 グロービッシュ入門』
という本です。
◆対象者:
・独習: 仕事で英語を使う英語初級者〜初中級者(TOEIC350〜600点程度)
・授業: 上記に該当する生徒を指導している英語講師
◆内容:
第1部: グロービッシュとは?
第2部: グロービッシュの基本文法
第3部: グロービッシュを使用した会話文(ビジネスシチュエーション)
→サンプルダイアログ、表現集、自己表現(自由英作文)という流れ
巻末付録: 基本1500単語リスト(カタカナ発音・ストレス・意味も掲載)
◆価格:
1,575円(税込)
◆注意事項:
・会話文の音声はCDではなく、インターネット上でのダウンロード
・第3部の自己表現スペースはヒントはあるが解答はないので、表現を覚える前に誰かに自分の書いた英文をチェックしてもらった方が良い
◆お勧め理由:
この本は、「グロービッシュとは何か?」という説明で終わらず、グロービッシュを“学習”できる構成となっている。グロービッシュについて長々と説明している書籍とは異なり、“習得”することを目的としている。レイアウトがシンプルかつ読みやすくなっており、好感が持てる。
グロービッシュに最低限必要な文法知識を文法パートにある非常にシンプルな解説と練習問題を通して学習し、その後、発信練習パートにて、手本の会話文や表現集をリスニング・音読練習を徹底的に行うのが効果的であろう。
大きな特徴として、Let’s try!にて学習した表現を基に自分用の短い表現をライティングしていく作業が挙げられる。例えば、「〜についてお話しします」という部分には、ヒントとして”about, talk, let”が記載されているだけで、「〜」の部分には自分で加筆してかまわない。
よって、Let me talk about our new project.(新しい計画についてお話しします)と書いても、Let me talk about the financial results of the year.(今年度の決算報告についてお話しします)と書いてもよい。この作業を重ねていくことで、グロービッシュが定着するだけでなく、グロービッシュを用いた自分用の表現集ができあがっていくのが使用者にとって嬉しい。
ご興味があれば、ぜひこの本を使用してグロービッシュを学んでみてください。
(Amazonで中身を少し見ることができます)
他にも良い本があるかもしれませんが、近所の書店にある本の中ではこの本が一番好印象でした。
TOEIC500点以上の方は1か月程度で、TOEIC500点未満の方は3か月程度を目安に終わらせましょう!(1周しただけでは定着しないので、最低でも3周はやりましょう!)
また、文法の説明が短いので必要であれば他の文法書を参考にしてもよいですが、まずは1周終わらせることに集中し、2週目に突入したときに調べた方がよいと思います。
グロービッシュでは、細かい「知識」にこだわる前にまずは「技能」を磨いていくことが最重要です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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『1500語で通じる非ネイティブ英語 グロービッシュ入門』
◆対象者:
・独習: 仕事で英語を使う英語初級者〜初中級者(TOEIC350〜600点程度)
・授業: 上記に該当する生徒を指導している英語講師
◆内容:
第1部: グロービッシュとは?
第2部: グロービッシュの基本文法
第3部: グロービッシュを使用した会話文(ビジネスシチュエーション)
→サンプルダイアログ、表現集、自己表現(自由英作文)という流れ
巻末付録: 基本1500単語リスト(カタカナ発音・ストレス・意味も掲載)
◆価格:
1,575円(税込)
◆注意事項:
・会話文の音声はCDではなく、インターネット上でのダウンロード
・第3部の自己表現スペースはヒントはあるが解答はないので、表現を覚える前に誰かに自分の書いた英文をチェックしてもらった方が良い
◆お勧め理由:
この本は、「グロービッシュとは何か?」という説明で終わらず、グロービッシュを“学習”できる構成となっている。グロービッシュについて長々と説明している書籍とは異なり、“習得”することを目的としている。レイアウトがシンプルかつ読みやすくなっており、好感が持てる。
グロービッシュに最低限必要な文法知識を文法パートにある非常にシンプルな解説と練習問題を通して学習し、その後、発信練習パートにて、手本の会話文や表現集をリスニング・音読練習を徹底的に行うのが効果的であろう。
大きな特徴として、Let’s try!にて学習した表現を基に自分用の短い表現をライティングしていく作業が挙げられる。例えば、「〜についてお話しします」という部分には、ヒントとして”about, talk, let”が記載されているだけで、「〜」の部分には自分で加筆してかまわない。
よって、Let me talk about our new project.(新しい計画についてお話しします)と書いても、Let me talk about the financial results of the year.(今年度の決算報告についてお話しします)と書いてもよい。この作業を重ねていくことで、グロービッシュが定着するだけでなく、グロービッシュを用いた自分用の表現集ができあがっていくのが使用者にとって嬉しい。
ご興味があれば、ぜひこの本を使用してグロービッシュを学んでみてください。
(Amazonで中身を少し見ることができます)
他にも良い本があるかもしれませんが、近所の書店にある本の中ではこの本が一番好印象でした。
TOEIC500点以上の方は1か月程度で、TOEIC500点未満の方は3か月程度を目安に終わらせましょう!(1周しただけでは定着しないので、最低でも3周はやりましょう!)
また、文法の説明が短いので必要であれば他の文法書を参考にしてもよいですが、まずは1周終わらせることに集中し、2週目に突入したときに調べた方がよいと思います。
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- 03/08/19:56
- 英語教材
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グロービッシュ(Globish)とは?
グロービッシュをご存知ですか?
今更な感じも少しありますが、今回はGlobishについて書きます。
GlobishとはGlobal Englishのことで、分かりやすく言ってしまえば、世界共通の言語「ツール」として「シンプル化」されている「完璧を求めない」英語のことです。
ノンネイティブ同士の会話だと活発に議論が行われていたのに、英語のネイティブスピーカーが参加した途端、スピードや難解な単語のせいで、ノンネイティブ達が静かになってしまった・・・。
こういった現象が、よく起こっているのではないでしょうか?
少数派のネイティブに多数派のネイティブが合わせるのはおかしいということで、もちろんノンネイティブも頑張って英語学習をするから、ネイティブの皆さんもこちらへ歩み寄ってください!!というのがグロービッシュの側面でもあります。
グロービッシュのポイントは大きく分けると7つあると思いますが、クイズ形式にしてみますので、チャレンジしてみてください。
【クイズ】
※1・3・4・5番のかっこには数字が入ります。
1.( )語とその派生語のみを使用
2.( )構文を使う
3.1文はなるべく( )語以内
4.( )年以内で習得可能
5.仕事や英語で使用する英語のおよそ( )%をカバーできる
6.難しい発音よりも発音の( )の位置に注意する
7.熟語、( )、( )の使用を避ける
さて、いくつ分かりましたか?
下記、解答と説明です。
1.1,500語とその派生語のみを使用
単語の数は無数にあります。ノンネイティブの人がそれを全て覚えるのには莫大の労力がかかるということで、単語の数を限定しています。
1,500語にご興味のある方は、下記サイトでご確認ください。
http://www.jpn-globish.com/file/1500motsGlobish.pdf
ただし、もちろん固有名詞はこの中に含まれていませんし、「派生語」というのも厄介で、”possible”という単語がリストの中にありますが、ということは、possibly, possibility, impossibleなどの単語もOKということになります。
また、下記サイトであなたの英語がGlobishかチェックできます。
http://www.globish.com/?page=globish_scanner
※派生語や固有名詞も赤くなってしまうのが難点・・・
2.基本構文を使う
分詞構文などの他で代用できる難しい構文は使いません。
3.1文はなるべく15語以内
長すぎる文は、話し手・聞き手双方にとって難しいので極力短くシンプルな文を使用します。
4.1年以内で習得可能
日本人の大人の学習者の場合、どんなに英語が苦手な人でもThis is a pen.くらいは言えますよね?つまり、簡単な単語や文法は少なからず知っているわけです。
その状態で、なおかつ本気で取り組めば1年で習得可能だと僕も思います。
5.仕事や旅行で使用する英語のおよそ90%をカバーできる
少ない労力で90%カバーできたら十分でしょう。
個人的な予測の範囲ですが、95%をカバーするためには一生懸命取り組んでも5〜10年程度、100%カバーするには数十年かかるのではないでしょうか?
6.難しい発音よりも発音のストレス(アクセント)の位置に注意する
computerを母音や/r/の音を意識して完璧に発音できるようになるのは困難ということで、まずは意識さえすればすぐに修正できるストレスに注意することが重要とされています。
例えば、日本人はcomputerを「コンピューター」と平たんに発音しているので、「コンピューター」のようにストレスが置かれているピュの部分を強く発音しましょう!といったところです。
なので、先ほどの1,500語リストの単語もストレスの位置が明示されているわけです。
7.熟語、ユーモア、比喩の使用を避ける
熟語と言ってもland on(〜に着陸する)、give it a try(やってみる)くらいの分かりやすい熟語は使用してもよいと思います。
一方、ケンブリッジ英検の教材で、call the shots(支配する、牛耳る)やfoot the bill for〜(〜の責任を取る、勘定を支払う)などが登場していましたが、こういった見た目で分からない熟語はグロービッシュでは厳禁です。
文化が異なるとユーモアの感覚も異なるので、ユーモアを交えた会話は時として混乱を招いてしまいます。歴史的背景や有名人に関する知識が共有できていない場合は特にそうですね。
比喩表現も混乱が起きやすいので、グロービッシュでは使いません。
He smokes like a chimney.(彼は煙突のように吸う→彼はヘビースモーカーだ)のようなlike・asを用いた直喩(simile)ならまだ想像しやすいのですが、He is a rock.(彼は岩だ→彼はとても強い/信頼できる人だ)のような隠喩(metaphor)は分かりづらいことが多いです。
He smokes like a chimney.は、He smokes too much.
He is a rock.は、He is very strong.またはHe is dependable.
とそれぞれした方が分かりやすいですね。
以上がグロービッシュの特長です。
「健康に汗を流したい!」と思ってテニスを始めた人が、いきなりプロ選手並みのサーブを参考にして「目指せ 時速200km!!」と言うのはとても変ですよね。
それと同じように、「海外旅行を楽しみたい」が英語学習の目標の方が、「通じる・通じない」というレベルを超えて正確さに固執したり、非常に難解な単語まで覚えようとするのは望ましくないと思います。
そういう方にこそまずはグロービッシュをマスターして欲しいです。
もちろん、僕らの目線に立って話そうとしない多くのネイティブスピーカー達にもぜひ学んでもらいたいものです(笑)
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GlobishとはGlobal Englishのことで、分かりやすく言ってしまえば、世界共通の言語「ツール」として「シンプル化」されている「完璧を求めない」英語のことです。
ノンネイティブ同士の会話だと活発に議論が行われていたのに、英語のネイティブスピーカーが参加した途端、スピードや難解な単語のせいで、ノンネイティブ達が静かになってしまった・・・。
こういった現象が、よく起こっているのではないでしょうか?
少数派のネイティブに多数派のネイティブが合わせるのはおかしいということで、もちろんノンネイティブも頑張って英語学習をするから、ネイティブの皆さんもこちらへ歩み寄ってください!!というのがグロービッシュの側面でもあります。
グロービッシュのポイントは大きく分けると7つあると思いますが、クイズ形式にしてみますので、チャレンジしてみてください。
【クイズ】
※1・3・4・5番のかっこには数字が入ります。
1.( )語とその派生語のみを使用
2.( )構文を使う
3.1文はなるべく( )語以内
4.( )年以内で習得可能
5.仕事や英語で使用する英語のおよそ( )%をカバーできる
6.難しい発音よりも発音の( )の位置に注意する
7.熟語、( )、( )の使用を避ける
さて、いくつ分かりましたか?
下記、解答と説明です。
1.1,500語とその派生語のみを使用
単語の数は無数にあります。ノンネイティブの人がそれを全て覚えるのには莫大の労力がかかるということで、単語の数を限定しています。
1,500語にご興味のある方は、下記サイトでご確認ください。
http://www.jpn-globish.com/file/1500motsGlobish.pdf
ただし、もちろん固有名詞はこの中に含まれていませんし、「派生語」というのも厄介で、”possible”という単語がリストの中にありますが、ということは、possibly, possibility, impossibleなどの単語もOKということになります。
また、下記サイトであなたの英語がGlobishかチェックできます。
http://www.globish.com/?page=globish_scanner
※派生語や固有名詞も赤くなってしまうのが難点・・・
2.基本構文を使う
分詞構文などの他で代用できる難しい構文は使いません。
3.1文はなるべく15語以内
長すぎる文は、話し手・聞き手双方にとって難しいので極力短くシンプルな文を使用します。
4.1年以内で習得可能
日本人の大人の学習者の場合、どんなに英語が苦手な人でもThis is a pen.くらいは言えますよね?つまり、簡単な単語や文法は少なからず知っているわけです。
その状態で、なおかつ本気で取り組めば1年で習得可能だと僕も思います。
5.仕事や旅行で使用する英語のおよそ90%をカバーできる
少ない労力で90%カバーできたら十分でしょう。
個人的な予測の範囲ですが、95%をカバーするためには一生懸命取り組んでも5〜10年程度、100%カバーするには数十年かかるのではないでしょうか?
6.難しい発音よりも発音のストレス(アクセント)の位置に注意する
computerを母音や/r/の音を意識して完璧に発音できるようになるのは困難ということで、まずは意識さえすればすぐに修正できるストレスに注意することが重要とされています。
例えば、日本人はcomputerを「コンピューター」と平たんに発音しているので、「コンピューター」のようにストレスが置かれているピュの部分を強く発音しましょう!といったところです。
なので、先ほどの1,500語リストの単語もストレスの位置が明示されているわけです。
7.熟語、ユーモア、比喩の使用を避ける
熟語と言ってもland on(〜に着陸する)、give it a try(やってみる)くらいの分かりやすい熟語は使用してもよいと思います。
一方、ケンブリッジ英検の教材で、call the shots(支配する、牛耳る)やfoot the bill for〜(〜の責任を取る、勘定を支払う)などが登場していましたが、こういった見た目で分からない熟語はグロービッシュでは厳禁です。
文化が異なるとユーモアの感覚も異なるので、ユーモアを交えた会話は時として混乱を招いてしまいます。歴史的背景や有名人に関する知識が共有できていない場合は特にそうですね。
比喩表現も混乱が起きやすいので、グロービッシュでは使いません。
He smokes like a chimney.(彼は煙突のように吸う→彼はヘビースモーカーだ)のようなlike・asを用いた直喩(simile)ならまだ想像しやすいのですが、He is a rock.(彼は岩だ→彼はとても強い/信頼できる人だ)のような隠喩(metaphor)は分かりづらいことが多いです。
He smokes like a chimney.は、He smokes too much.
He is a rock.は、He is very strong.またはHe is dependable.
とそれぞれした方が分かりやすいですね。
以上がグロービッシュの特長です。
「健康に汗を流したい!」と思ってテニスを始めた人が、いきなりプロ選手並みのサーブを参考にして「目指せ 時速200km!!」と言うのはとても変ですよね。
それと同じように、「海外旅行を楽しみたい」が英語学習の目標の方が、「通じる・通じない」というレベルを超えて正確さに固執したり、非常に難解な単語まで覚えようとするのは望ましくないと思います。
そういう方にこそまずはグロービッシュをマスターして欲しいです。
もちろん、僕らの目線に立って話そうとしない多くのネイティブスピーカー達にもぜひ学んでもらいたいものです(笑)
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- 03/06/20:48
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ネイティブスピーカーって? 〜3つの円〜
僕は英語学習者としては、アメリカ英語もイギリス英語も学びたいとは思いません。
僕が学びたいのは、English as a Foreign Language(外国語としての英語)ではなく、English as an International Language(国際語としての英語)です。
理由は単純明快で、アメリカやイギリスに移住するために英語を学んでいるわけではなく、世界中の人々とコミュニケーションをしたいから学んでいるからです。
アメリカ人やイギリス人のような英語力を身につけることと、国際語として英語を使えるレベルに達することとでは、必要な能力(特に語彙)がずいぶんと異なってきます。
最近になってようやく「グロービッシュ」という概念が注目されるようになりつつありますが、「国際語としての英語」という枠組みがまだはっきりとは決まっていないのが現状です。
一方で、「英語のネイティブスピーカーって誰?」ということについては1990年代から議論されてきています。
そこで、紹介するのが前回登場した、
-Inner Circle
-Outer Circle
-Expanding Circle
という3つの円の概念です。
言葉で説明するよりも、図を見た方が早いので下記写真をクリックしてご覧ください。

図はSandra Lee McKayさんの”Teaching English as an International Language,” Oxford University Press 2002という本のp.10にて紹介されているKachuru (1997)さんの図を一部日本語にしたものです。
Inner Circleに属している国は、日本人の多くが「英語のネイティブスピーカー」と聞いて連想するアメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、アイルランドなどですね。
Outer Circleに属している国は、「英語が公用語として使用されている」インド、フィリピン、シンガポール、マレーシア、香港などです。
Expanding Circleに属している国は、「母国語でも公用語でもないが、外国語として多くの人が学習している国」である中国、韓国、日本、ドイツなどですね。
正直、データが少し古いせいもあって、各円に属する人口の数値は正確だとは思いません。
特に、Expanding Circleの数値は中国が全土で英語教育に力を入れればその総数は10億どころではないでしょう。
さて、「ネイティブスピーカー」という概念はInner Circleだけでしょうか?
それともOuter Circleも含むのでしょうか?
English as an International Languageの観点から考えるとOuter Circleどころか
Expanding Circleに属する人々もネイティブに含まれるのでは?と主張する人もいるくらいです。
そして、Expanding Circleに属している僕ら日本人が本当に達するべきレベルはInner Circleなのでしょうか?それとも、Outer Circleなのでしょうか?
Inner Circleの英語講師と、Outer Circleの講師どちらがよいのでしょうか?
答えは分かりません。
ただ、少数のネイティブスピーカーのために、大多数のノンネイティブスピーカーが合わせるのは合理的でないと思います。
興味のある方は、以前書いた『格安オンライン英会話スクールと日本人の白人コンプレックス』という記事も読んでみてください。
曖昧なままの――というより、議論すらあまりされていない感のある教科書に載せるための「国際語としての英語」の枠組みがより明確になり、アメリカ人やイギリス人たちも「ノンネイティブ達が理解できる英語」について学ぶようになることを望みます。
実際に使用されているWorld Englishesのような多様性ももちろん尊重すべきですが、指導する際は単一の指針が欲しいと強く感じます。
摂氏・華氏の温度表記や、キロメートル・マイルの距離表記などのダブルスタンダードが継続しているのと似たような問題にならないことをただ願うばかりです。
次回は今さらな感もありますが、グロービッシュについて書きます。
お楽しみに〜。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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僕が学びたいのは、English as a Foreign Language(外国語としての英語)ではなく、English as an International Language(国際語としての英語)です。
理由は単純明快で、アメリカやイギリスに移住するために英語を学んでいるわけではなく、世界中の人々とコミュニケーションをしたいから学んでいるからです。
アメリカ人やイギリス人のような英語力を身につけることと、国際語として英語を使えるレベルに達することとでは、必要な能力(特に語彙)がずいぶんと異なってきます。
最近になってようやく「グロービッシュ」という概念が注目されるようになりつつありますが、「国際語としての英語」という枠組みがまだはっきりとは決まっていないのが現状です。
一方で、「英語のネイティブスピーカーって誰?」ということについては1990年代から議論されてきています。
そこで、紹介するのが前回登場した、
-Inner Circle
-Outer Circle
-Expanding Circle
という3つの円の概念です。
言葉で説明するよりも、図を見た方が早いので下記写真をクリックしてご覧ください。

図はSandra Lee McKayさんの”Teaching English as an International Language,” Oxford University Press 2002という本のp.10にて紹介されているKachuru (1997)さんの図を一部日本語にしたものです。
Inner Circleに属している国は、日本人の多くが「英語のネイティブスピーカー」と聞いて連想するアメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、アイルランドなどですね。
Outer Circleに属している国は、「英語が公用語として使用されている」インド、フィリピン、シンガポール、マレーシア、香港などです。
Expanding Circleに属している国は、「母国語でも公用語でもないが、外国語として多くの人が学習している国」である中国、韓国、日本、ドイツなどですね。
正直、データが少し古いせいもあって、各円に属する人口の数値は正確だとは思いません。
特に、Expanding Circleの数値は中国が全土で英語教育に力を入れればその総数は10億どころではないでしょう。
さて、「ネイティブスピーカー」という概念はInner Circleだけでしょうか?
それともOuter Circleも含むのでしょうか?
English as an International Languageの観点から考えるとOuter Circleどころか
Expanding Circleに属する人々もネイティブに含まれるのでは?と主張する人もいるくらいです。
そして、Expanding Circleに属している僕ら日本人が本当に達するべきレベルはInner Circleなのでしょうか?それとも、Outer Circleなのでしょうか?
Inner Circleの英語講師と、Outer Circleの講師どちらがよいのでしょうか?
答えは分かりません。
ただ、少数のネイティブスピーカーのために、大多数のノンネイティブスピーカーが合わせるのは合理的でないと思います。
興味のある方は、以前書いた『格安オンライン英会話スクールと日本人の白人コンプレックス』という記事も読んでみてください。
曖昧なままの――というより、議論すらあまりされていない感のある教科書に載せるための「国際語としての英語」の枠組みがより明確になり、アメリカ人やイギリス人たちも「ノンネイティブ達が理解できる英語」について学ぶようになることを望みます。
実際に使用されているWorld Englishesのような多様性ももちろん尊重すべきですが、指導する際は単一の指針が欲しいと強く感じます。
摂氏・華氏の温度表記や、キロメートル・マイルの距離表記などのダブルスタンダードが継続しているのと似たような問題にならないことをただ願うばかりです。
次回は今さらな感もありますが、グロービッシュについて書きます。
お楽しみに〜。
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- 03/01/19:30
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